イベント
5/11(日)福島ユナイテッドのホームゲームで玉ちゃん焼き!
5/11(日)福島ユナイテッドFC vs FC町田ゼルビアの試合会場で、西が玉ちゃん焼きを焼きます! 玉ちゃん焼きとは、アルパインローズがある広野町の特産「玉ねぎ」を使った特製お好み焼きです。5/11はサッカーも玉ちゃん焼きも、ぜひ楽しんでくださいね。
スタジアムでサッカー見たことないわ、という方もこの機会に福島ユナイテッドの試合を見に来ませんか?当日は、イベント盛りだくさん、おいしいものもたくさんです!
以下、福島ユナイテッドの情報をぜひご覧の上、「みんなのスタジアム」にぜひお越し下さい。
<5/11の試合情報・イベント情報>
2014/5/11(日)
とうほう・みんなのスタジアム(県営あづま陸上競技場)
福島県福島市佐原字神事場1番地
5/11のタイムスケジュール
※詳しくはこちらをご覧下さい。
[table]
11:00〜 | ダイドードリンコサッカー教室(〜12:00まで) |
12:00〜 | 当日券・グッズ売店販売開始 ★「ユナイテッドフードパーク」開始 |
12:10 〜 | お母さんと一緒に「選手到着!全員集合!!」 当日の試合登録メンバーと一緒に写真をとります! |
12:30〜 | 開門 |
13:10〜 | グッズ売店 選手1日店長(〜13:40まで) |
13:15〜 | ウォーミングアップ開始 |
13:42頃 | ゲストトーク ダイドードリンコ(株)東北第一営業部長 千葉一義 様 |
13:54〜 | 選手入場 |
13:56頃 | 花束贈呈 ダイドードリンコ(株)東北第一営業部長 千葉一義 様 ダイドードリンコ(株)郡山オフィス地区担当部長 松林毅 様 |
14:00 | キックオフ |
14:50 | ハーフタイム ★壮行会 2014 FIFA ブラジルワールドカップ 日本代表 帯同シェフ 西 芳照 |
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「みんなのスタジアム」へのアクセス
試合当日は、福島駅西口より無料シャトルバスが運行されます。
バス乗り場、時刻表はこちらをご覧下さい。
お車の場合、東北自動車道「福島西I.C.」より車で約10分。JR「福島」駅より車で約20分です。
[button url=”http://fufc.jp/ticket” target=”blank” background=”#e50038″]試合チケットはこちら[/button]
当日会場でも買えますが、前売りチケットはちょっと安いです。
ローソン、セブンイレブンなどのコンビニで買えます!
<西からのコメント>
福島ユナイテッドFCは福島県民に夢と希望を与えてくれるチームです。
5月11日(日)は「広野玉ちゃん焼」を食べて、福島ユナイテッドFCを応援しましょう!
アルパインローズディナー in Tokyo、ご予約を締切ました
5/16(金)に開催されるアルパインローズディナー in Tokyoは、定員になりましたのでご予約を締め切らせていただきました。お申し込みありがとうございました。今回、兵庫県、愛媛県から参加される方もいるようですよ。
- 予約確認メールを受信した方のみご参加いただけます。
- お申し込み1件につき、お申し込みされたご本人様のみのご参加となります。
- 4/23、13:00頃までに、お申し込みされた方は全員予約を受け付けています。予約確認メールが届いていない場合は、大変お手数ですがこちらから担当の鈴木までお問い合わせ下さい。
- 予約確認メールが「迷惑メールボックス」に入っていたという方が何名かいらっしゃいます。もし、メールが届いていない場合は、一度ご確認下さい。
- 一人でも多くの方にお楽しみいただきたいので、キャンセルされる場合はなるべく早めにご連絡下さい。
- イベント当日のキャンセル、連絡なしの欠席はご遠慮下さい。
懇親会も参加を希望している方が、7割越えでした! 参加希望者の方には会場が決まり次第、改めてメールでご案内させていただきます。こちらも賑やかになりそうです。ブラジルワールドカップの現地観戦、「当然行く」と答えた方は3割以上! 西に宛てたメッセージはすべて本人が目を通しています。気合いの入った言葉や、あたたかい言葉、たくさんいただきました。ありがとうございました。
当日は、本の販売も行います。『サムライブルーの料理人 3・11後の福島から』は先行販売となります。
- 『サムライブルーの料理人 ― サッカー日本代表専属シェフの戦い』(白水社 / 2011)
- 『サムライブルーの料理人 3・11後の福島から』(白水社 / 2014)
- 『世界と闘う サムライブルーの必勝ごはん(家の光協会 / 2014)
ご予約いただいた皆さん、どうぞ楽しみにしていてくださいね。
Jヴィレッジ内「ハーフタイム」にて。
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アルパインローズディナー in TOKYO
元Jヴィレッジ総料理長、西芳照によるデイナーイベントを開催します。
現在、福島県広野町で営業中のレストラン「アルパインローズ」が
この日、東京にやってきます。
ビュッフェスタイルの食事と楽しいトークを、ぜひお楽しみ下さい。
皆さまご存じの通り、Jヴィレッジは現在原発事故の収束拠点となっています。施設内にあったレストラン「アルパインローズ」は一時閉店。総料理長を務めてきた西は、その後地元福島で働く人々のために、Jヴィレッジ内「ハーフタイム」と近接する二ツ沼公園内にレストラン「アルパインローズ」をオープン。現在も福島で、日々料理を作り続けています。今回のイベントにあたって、収益金から経費を除いた金額は、東北の被災地支援に役立てさせていただきます。
サッカーファンの皆さん、ぜひこの機会にキッコーマン東京本社KCCへお集まり下さい!
ありがとうございました。
JFAナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」の元総料理長として、さらに現在はサッカー日本代表の帯同シェフとして、食で選手を支えている。多くの海外遠征の中で、選手たちの緊張をほぐし、食欲がわくような食事に工夫をこらす。
6月から始まるブラジルワールドカップは、2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会に続いて3回目の帯同となる。
主な著書「サムライブルーの料理人」(白水社 / 2011)
開催日 | 2014/5/16(金) |
---|---|
時間 | 18:00〜20:00(受付開始 17:00) |
会場 | キッコーマン(株)東京本社KCC 〒105-8428 東京都港区西新橋2-1-1 興和西新橋ビル 最寄り駅:銀座線「虎ノ門駅」、三田線「内幸町駅」 地図はこちら |
料金 | お一人様 5000円 |
主催 | 株式会社 DREAM24 |
後援 | キッコーマン株式会社 |
内容 | ・ビュッフェスタイル、立食となります ・ソフトドリンク、アルコール(ビール、ワイン、梅酒他)など ・選手にご好評いただいている「ライブクッキング」も予定しています ・日本代表サイン入りユニフォームの展示・西芳照トークイベント(トークゲスト:日本代表サポーター ちょんまげ隊長ツンさん) ・5/22発売予定の『サムライブルーの料理人 3・11後の福島から』の先行販売を行います。 ・2011年に発売になった「サムライブルーの料理人―サッカー日本代表専属シェフの戦い」の他、4月に発売されたばかりの「世界と闘うサムライブルーの必勝ごはん」も販売予定です。 |
定員 | 70名 定員に達しましたのでご予約を締め切らせていただきました。 |
※日本代表ユニフォームをお持ちの方は、ぜひご持参下さい。
※当日、お手伝いが必要な方はお申し込みの際、お知らせください。
※椅子席も若干数ご用意いたします。
アルパインローズディナー終了後、会場周辺で懇親会を予定しております。
こちらもこのウェブサイトから事前申込が必要です。
お申込の前に、必ずお読み下さい。
- お申し込み1件につき、1名様分お申し込みいただけます。同伴者がいらっしゃる場合は、別途お申し込み下さい。
- 先着順です。定員70名に達し次第、締め切らせていただきます。
- 参加受付できた方には、追って予約確認メールをお送りいたします。この予約確認メールを受信した方のみご参加いただけます。
- お申し込みが集中した場合、お申し込み受付後でも参加のお断りをさせていただく場合がございます。何卒ご了承下さい。
- 一人でも多くの方にお楽しみいただきたいので、キャンセルされる場合はなるべく早めにご連絡下さい。
- イベント当日のキャンセル、連絡なしの欠席はご遠慮下さい。
ありがとうございました。
<追記 4/23>
- 4/23、13:00、定員に達しましたのでご予約を締め切らせていただきました。
- 予約確認メールが届いていない方は、迷惑メールフォルダに入っている場合があります。お手数ですがご確認下さい。
- もし、予約確認メールが届いていない方はお調べしますのでご連絡ください。
<追記 4/22>
- 4/22までにお申し込みいただいた方は、全員ご参加いただけます。残席わずかです。
東北人魂のつづき
先日の東北人魂キッズフェスティバル in 広野に参加してくれた子供のご父兄から、イベント翌日に教育委員会にお電話があったそうです。「やっぱり広野がいい」と新学期から地元に戻ってくるとのこと。地元に戻ってくるきっかけになったこと、本当にうれしいです。
このことを鹿島アントラーズの小笠原選手にご報告したところ「涙が出るくらいうれしい。また来ます」とのお返事が!
あの日のことがきっかけになって、みんなの心の中で何かが動く。
改めて東北人魂に感謝です。
写真提供:ATSUSHIさん
2年10ヶ月後のJヴィレッジ
宴会翌日、お手伝いのために残ってくださった方たち。うれしい申し出、心から感謝です!
早朝からJヴィレッジ内「ハーフタイム」にエプロンと三角巾持参来てくださった皆さん、まずは広い店内のお掃除です。掃除機、モップ掛けだけでも3人がかりで1時間はかかります。これだけで既にくたくたです(笑)。でも、これからが本番! みんながんばって!
続いて恒例のジャガイモの皮むき! 何個という単位ではありませんよ。ダンボール数箱分、ひたすら皮むきです。人参も玉ねぎも10kg単位で切っていきます。
玉ねぎを炒めるのも重労働! とにかく、普段目にすることのない分量なので、何かと力がいります。なんだか学校の給食室のよう。
「今日のお弁当のメニューは何ですか?」
「まだ決めてない」
「(一同)え!?」
「なんにしようかな〜。よし、ハンバーグ!」
というわけで、ハンバーグ作りに今決定! 大量のハンバーグ、冷凍食品を使えば簡単ですが「手作りのハンバーグの方がおいしいに決まってる」と西。そりゃそうです! 手間暇かけてみんなでハンバーグを作って、一つずつフライパンで焼いていきます。
最近のお弁当は安いですよね。
冷凍のハンバーグを使った安いお弁当
おいしい手作りハンバーグの適正価格のお弁当
おいしい手作りハンバーグの格安お弁当
おいしくて安いのが本当にいいのか、ハンバーグをこねながら毎日の「食べる」ということについて、つい思いを巡らせてしまいます。
東日本大震災後のJヴィレッジは、皆さんもテレビやネットの報道でご存じのとおり、とても物々しい雰囲気でした。原発事故収束のための拠点として、 防護服を着た大勢の方が施設内の至る所に溢れ、戦車も停まっていたり‥‥。Jヴィレッジが現在もあのままだと思い込んでいる方もいるかもしれません。
あれから2年10ヶ月、Jヴィレッジも少しずつ、少しずつ、変わってきています。2013年6月で防護服を着た作業員の方たちの姿はもうありません。1日 3000人以上の方がJヴィレッジで着替えて、線量計を持って、バスで福島第一原発まで移動していましたが、その拠点は今、原発の方に移っています。現在 も東京電力の復興本社が入っていて、まだサッカーができる状態ではありませんが、でもサッカーの面影はJヴィレッジのそこら中にまだたくさん残っ ています。
───いつかまた、必ずJヴィレッジにサッカーが戻ってくる。
そういう希望が、Jヴィレッジのそこら中に感じられます。そのことを、もっと知って欲しいといつも思います。特に、サッカーファンの皆さんには。
さあ、お昼ごはん! リクエストにお応えして、揚げたてのトンカツを載せたカツカレー!
みんなが下ごしらえしてくれた材料は、おいしく調理されて夕方配達のお弁当やハーフタイムの夜メニューになりました。手伝ってくれて本当に助かりました! ありがとうございました。
Jヴィレッジを後にするとき、震災前から飾ったままになっている各チームのサインに見入る皆さんの姿が。キャンプしていた当時のことを思い出します。この壁一面、東電や福島第一原発で働く方たちに宛てて寄せられた応援メッセージなどがびっしり貼られていたこともありましたが、今は元のJヴィレッジにほんの少し近づいています。
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思わぬプレゼント
サッカーファンの皆さんから、サプライズでプレゼントをいただきました。
ブラジルをイメージしたという黄色のTシャツに描かれているのは、まさか‥‥!
バアアアアアーーーン!
どうですか! 似てますか!?
素敵なプレゼントをありがとうございました!
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強者ぞろい!
アルパインローズに来てくださったサッカーファンの皆さん、今回はFC東京、鹿島アントラーズのサポーターが特に多かったようです。去年から「みんなで西さんのお店へ行こう!」と話してくださっていたとか。
こちらに写っている方たちだけでも、ひたちなか、神戸、仙台、東京から。皆さん遠くから本当にありがとうございます! アルパインローズへようこそいらっしゃいました!
被災地を視察して戻ってきた皆さん、なかなか席につこうとしません。カバンをごそごとしていると思ったら、次々とブルーのユニフォームが! もはやアルパインローズでの正装ですね(笑)。
さあ! 待ちに待った宴会が始まりますよ〜。11月のサムライブルーディナー以来、久しぶりにたくさんのサッカーファンが集まってくれて、西もうれしそうです。
うれしさのあまり、普段お店に展示してあるユニフォームを着る西。いつの間に!
宴会の片隅で、ブラジルW杯の計画に余念のない方たちも。今日の参加者の半数以上がブラジルへ行くんですって! 前回の南アフリカW杯に行っている人も、当然のようにたくさんいました。
こんな人もいました。「仕事があるから南アフリカから一度帰ってきて、もう一回行こうと思ってチケットを取ってたんだけど、どうしても上司から休みの許可がもらえなくてチケット無駄にしちゃったの」
恐るべしサッカーファン! 去年のコンフェデレーションズカップでブラジルを訪れている西に、現地の様子を熱心に聞く人の姿も。
「サムライブルーの料理人」の表紙でも使われている今野泰幸選手の15番ユニフォームが揃いました!
この日、用意していた「サムライブルーの料理人」や松月堂さんのバームクーヘンはほぼ完売! 皆さんのお心遣いに感激でした。宴会を終えて日帰りする方を見送ったあとで、二次会も。しかも、翌日はボランティアでお手伝いしたいという申し出までありました。アルパインローズとハーフタイム、サッカーファンに支えられていますね。
皆さん、楽しんでくださったようでなによりです。
ありがとうございました!
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富岡高校サッカー部
先日、またサッカーファンの皆さんが関東、関西、仙台方面から大勢来てくださいました! 多くの方が南アフリカW杯にも行ったという強者揃いで、半分以上の方がブラジルも当然行くんですって! 西もお料理に気合いが入ります。遠くからありがとうございます!
宴会が始まる前に、福島の被災地を案内させていただきました。震災前のJヴィレッジを知る方は、やはりショックを隠しきれない様子でした。Jヴィレッジのある楢葉町のお隣、富岡町は津波で駅は流されてしまい、原発事故の影響もあり、町に人影はほとんどありません。「この坂の上が富岡高校です」と案内すると、いつもなら素通りするところを「高校行きたい!」「見たい!」ということで、学校に立ち寄ることにしました。
富岡高校は、JFAアカデミーの生徒も通った高校です。福島第一原発から10km圏内で、生徒たちは県内3つの高校と、県外の1つの高校へ。大きな被害を受けながらも、富高サッカー部は全国大会に出場しました。みんながバラバラになってしまったり、津波で行方不明になった仲間がいたり、練習ができなくなったり、たくさんの悲しみを乗り越えての全国大会です。初戦を突破し、二回戦。水戸啓明と対戦して、PKで負けてしまいました。
今もなお、原発事故で自宅に帰れない地元の皆さんはもちろん、多くの方が富岡高校を応援し、希望と感動をもらったのではないでしょうか。おつかれさま、富高サッカー部。ありがとう富高サッカー部!
人の気配がなくなった富岡高校の前で、サッカーファンの皆さんとしばらく思いを寄せたのでした。
<追記 2014/2/2>
【広野町レストラン アルパインローズ】西さんありがとう。富岡高校本校に掲げられたこのサッカー部への寄せ書きは、昨日の報告会で無事、サッカー部へ贈る事ができました。関係者の皆様、取り計らいありがとうございました。http://t.co/y35lmRcLpn
— 平山 two 勉 (@nomadicrecords) 2014, 2月 2
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サッカーが帰ってきた(2)
お待ちかねの選手たちが広野のフットサルコートにやってきました。拍手でお迎えです! 野外でのサッカーイベ ントということでお天気が心配でしたが、当日は青空! 広野町の子供たちと、震災直後の避難中にお世話になったいわき市の子供たちが、既にたくさん集まっています。ご父兄の方や、赤いユニフォームを持ったサポーターの姿も見えますよ。
東北人魂キッズフェスティバル2014in広野 参加選手
熊林親吾(ブラウブリッツ秋田)、鈴木翼(モンテディオ山形)
遠藤康、小笠原満男、柴崎岳、鈴木隆雅、土居聖真(以上、鹿島アントラーズ)
髙萩洋次郎、中島浩司(以上、サンフレッチェ広島)
東浩史(V・ファーレン長崎)、丹野研太(大分トリニータ)、佐々木竜太(元鹿島アントラーズ)
この日のために、地元の名物料理「マミーすいとん」300食を用意しました。「マミーすいとん」の名付け親はトルシエ監督ですよ! 小笠原選手が「ぼくが作ったすいとん、おいしいですよ〜」と声をかけます。あれ??
サンフレッチェ広島の高萩洋二郎選手も駆けつけてくれました! いわき市出身の高萩選手は中学生の頃、Jヴィレッジのサッカースクールに通っていました。当時、高萩選手にサッカーを教えていた高田豊治さんの姿もありました。広島出身で恩師の高田さん、昨年の広島連覇うれしかったことでしょう!
子供たちとPKを蹴る小笠原選手。「ボールは心を込めて手で置く!って、ジーコが言ってた」と大事なことを教えてくれました。子供たちちゃんと聞いてる?
PK決まったー! わーい!
ゴールキーパー、ちょっと多すぎない?
「壁やりたい人!」の声に集まった子供たち。さあ、小笠原選手がPKを蹴りますよ!
一本目のPKを外してしまった小笠原選手。子供が着ていた40番のユニフォームを借りて蹴ると、美しい弧を描いたボールはゴールの中へ吸い込まれていきました。歓声が響きます!
子供たちがとっても楽しそう。笑顔がいっぱい! この町にサッカーが帰ってきたことが何よりうれしいですね。震災前、サッカーで賑わっていたあの日を思い出します。PKを蹴る前に所属クラブ聞かれた子供が「Jヴィレッジ!」と答えているのもうれしい光景でした。
選手だって楽しそう! 鹿島アントラーズ、遠藤康選手!
サイン会、握手会の列にも、大勢の人が並んでいます。電車を乗り継いで、広野駅からタクシーで駆けつけた方や、何時間も運転してやってきた人もいたようです。
参加選手最年少の鈴木翼選手と、鹿島アントラーズの柴崎岳選手。寒い中、ひたすらサインを書いてくれました。
選手全員のサインをもらった子供たち。いわき出身の高萩洋二郎選手、同じくサンフレッチェ広島所属の中島浩司選手の特製サイン入りポストカードも配られました。
最後はみんなと握手! プロのサッカー選手とサッカーできて、とってもいい思い出になったね。
イベントが終わった瞬間、「わーい! すいとんすいとーん!」と鍋に向かって駆けてきた子供たち。もじもじしながらおかわりする子供も。その場でおいしい、おいしいと残らず平らげてくれました。目の前でこんなにうれしそうに「おいしい」って言われると、またここでがんばろうって力が湧いてきます。
年末のおせち作りに引き続き、今回も前日からの仕込みを手伝いにきてくれた2人。何時間もかけて大きな鮭2匹の身をほぐしていたというまいちゃん。小骨を取るの、大変だったね。早朝からハーフタイムのベテランスタッフと力を合わせて、300人分600個のおにぎりを作ったノンちゃん。年末年始の忙しい時に東京から来てくれて本当にありがとう。セレッソ大阪サポーターのまいちゃんが「小笠原選手が素敵過ぎて、今季のユニ買ってしまいそうです!」とメールをくれました。40番、買っちゃえばいい! ハーフタイム、アルパインローズのスタッフもおつかれさまでした。
東北人魂の皆さん、この町に希望の光を運んできてくれてありがとうございました。
昨年、西を訪ねて来て下さった小笠原選手が、「ここでサッカーやりたい」と言ってくれました。あのときの言葉がこうして形になったことを、西も心から喜んでいました。
サッカーでみんなが集まって、つながって、みんなで喜びを共有できた今回の東北人魂のイベント。サッカーの持つ力ってすごいと改めて感じました。選手の皆さん、スタッフの皆さん、そして日本サッカー協会田嶋副会長、広野町遠藤町長、広野町役場のスタッフさん、製品をご提供いただいたキッコーマン様、ここに集まってくださったすべての皆さん、ありがとうございました。
いつかまた、おいしいごはん食べてサッカーやろう!
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サッカーが帰ってきた(1)
1/5(日)、広野小学校の隣にあるサッカー場で、東北人魂キッズフェスティバル2014 in 広野が開催されました。
イベントが始まる前に、選手とスタッフを乗せたバスは東日本大震災、原発事故の被災地を視察するため、双葉郡内へ。最初に訪れたのは、楢葉町にあるJヴィレッジです。施設の正面玄関には今も鹿島アントラーズ、セレッソ大阪、FC東京など、Jリーグの選手たちが合宿したときのサインが飾られていますが、今回は外観だけ。懐かしかったという声や、変わってしまった風景にショックを受けた選手もいたようです。
楢葉町のお隣り富岡町は、現在、帰宅困難区域、居住制限区域、避難指示解除準備区域の3つに分かれています。選手を乗せたバスは、バリケードの張られた帰宅困難区域の境界を走りました。道路の右側は立入禁止、左側は居住制限区域。つまり、自宅に入ってもいいけれど泊まることは禁止されている地域です。人の気配はまったくなく、たまに通る車両は警察車両ばかりです。
JR富岡駅でバスを降りた選手たち。あれからもう電車は走っていないので、線路は雑草で覆われ、津波で押し流された変形した車が転がっています。津波被害を受けたまま、2年10ヶ月の間そのままの状態です。
楢葉町が一望できる天神岬スポーツ公園では、放射性物質の詰まった黒い袋で覆われていく町の風景に言葉が出ない様子でした。去年もここを訪れた鹿島アントラーズの小笠原満男選手が「(黒い袋が)また増えたね」と。燃やせば放射能をまき散らしてしまうし、増え続ける放射性のゴミは地中に埋めても切りがありません。原発事故の被災地はゼロに戻すことも困難で、「復興」と呼ぶには程遠いものがあります。
こうした問題を抱えた福島県双葉郡にプロのサッカー選手がやってくることは、なによりの希望です。前日、秋田県でのイベントを終えた東北人魂の選手たちは、この被災地視察のためにかなり早起きされたとか。福島の被災地にも目を向けてくださって、本当にありがとうございます。
さて、いよいよイベントが始まります!
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