鹿島アントラーズ
鹿島のオープンスタジアムレポート(3)
会場がざわざわすると思ったら、名良橋さん、ご登場!
ようこそいらっしゃいました!
この時既に、玉ちゃん焼きは、なんと2時間待ち! 日影のないコンコースで長らくお待たちいただいているお客さま。とにかく、一心不乱に焼いて焼いて焼きまくります。スタッフ全員、相当テンパってます(笑)。この日、全員で何個の卵を落としてしまったことか‥‥。
ところで、オープンスタジアムのメニューを「玉ちゃん焼き」に決めたのには理由があります。当初は、トルシエ監督命名「マミーすいとん」で勝負する予定でした。「マミーすいとん」は、Jヴィレッジのレストランでも定番メニューでした。楢葉町の道の駅にも、いつも大きな看板が出ていました。つまり、地元の名物料理だったのです。震災後は、食べられる場所がアルパインローズだけ。これで勝負したかったのですが、お隣の青森が「せんべい汁」、そして反対側の宮城では「牛タン」。
汁物がかぶる!
お好み焼きと牛タンなら、断然牛タンでしょう!
というわけで、「んじゃあ、玉ちゃん焼きに牛肉のっけてやる!」と発言した西でしたが、冗談だと思ったら、どうやら本気だったようです。
「肉を仕入れた!」とニヤリ。こうして玉ちゃん焼きに、牛肉を乗っけることになったのでした。日本代表シェフですからね、本気で勝負を挑んだわけです。
午後から登場したのが、宮内龍汰選手! 鹿島アントラーズジュニア、ジュニアユース、ユースを経て入団した選手です。銚子出身の19歳! 背番号は30番。早速「宮内くん!マヨネーズお願いしまーす!」「ソースが少ない! もっとサービスしちゃってー!」と、容赦ないかけ声が飛びます。多分、どのチームよりも選手をこき使ったのは福島チームです。申し訳ない!
宮内選手、マヨネーズをかける手つきが板に付いていて、とってもお上手でした。思わず「アルバイトしたことあるんですか?」と聞いてしまったほど。Jヴィレッジのワタルくんに最後の仕上げをお願いする際に「ワタルくーん!よろしくー!」と大声で叫んでいたら、宮内選手もそのうち一緒に「ワタルくーん!」と叫んでました(笑)。かけ声大事!
14時からスタジアムでは選手による歌やダンス、トークなど盛りだくさんだったようです。(お手伝いしてくれた宮内選手が、ミニスカートを履いて踊っていたことは後から知りました! 見たかった!)
結局、福島チームの列は一番最後まで途切れることがありませんでした。表彰式から戻ってきた西の手には、グルメグランプリ3位のトロフィーと、選手特別賞の賞状が!
EAST COAST グルメグランプリ 結果
1位 八戸・菊の里 (せんべい汁 / 柴崎選手)
2位 大船渡KAIZAN(サンマ焼きなど / 小笠原選手)
3位 双葉広野・アルパインローズ (玉ちゃん焼き / 本山選手、中田選手、宮内選手)
選手特別賞:双葉広野・アルパインローズ
アルパインローズから持ってきた大事なユニフォームは、お客さまが帰るまでそのままで。
あの巨大なタペストリーも、最後までお客さまをお見送りしてから外しました。
多くの方が、写真を撮ってくださって、本当によかった。
終わってみれば、入場者数は5000人以上! 予想の倍以上の来場者があったとか。
帰り際、小学生の男の子がサイン帳片手にやってきました。西はいつも「オレのサインでいいの〜?」と確認してから書いています(笑)。そして、西が表彰式から戻ってくるのを待っていてくださったお客さまも。西に直接伝えたい言葉があったようです。
多くの方にあたたかい声をかけていただきました。Jヴィレッジでの思い出、再開を願う声。500食以上の玉ちゃん焼きを皆さんに食べていただき、本当にうれしかった! お待たせしました、ありがとうございました、と声をかけながら、皆さんに元気をいっぱいもらった気がします。だから、スタッフみんな疲労感でぐったりしつつも、「楽しかったね」と言い合えたのでした。
そして、なんといってもお手伝いしてくださった本山選手、中田選手、宮内選手。何度も足を運んでくださった小笠原選手。そしてスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
小笠原選手は、誰よりも早く来て、そして一番最後までスタジアムに残っていました。最後まで玉ちゃん焼きを販売し続け、片付けもどこよりも時間がかかった福島チームでしたが、日が暮れて薄暗くなったスタジアムに、まだ小笠原選手の姿はありました。西のいるJヴィレッジまで会いに来てくださったこと、こうして鹿島に呼んでくださったこと、本当に感謝しています。
「アルパインローズに行きます!」と声をかけてくださった鹿島サポーターの皆さん、広野町でお待ちしてます!
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- 鹿島アントラーズ オープンスタジアム2013 その3
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<おまけ>
鹿島のオープンスタジアムレポート(1)
鹿島のオープンスタジアムレポート(2)
鹿島のオープンスタジアムレポート(3)
鹿島のオープンスタジアム大盛況で終わりました!
鹿島のオープンスタジアムレポート(2)
一斉にどーっと押し寄せる人!人!人!あっという間に、お店の前は人で埋まってしまいました。
そんな中、本山選手にこんなことさせちゃっていいのかしら?と思いつつ、鰹節を乗っけてもらってます(笑)。お客さん、来ますよー! 急いでー! 玉ちゃん焼き、じゃんじゃん焼いてー!
そこへお待ちかねの中田選手、参上! 会場からどよめきが!
人混みをかき分けて、ポスターにメッセージを書いていただきました。中田選手が動く場所に人がわーっと押し寄せて危険な状態。小学生男子のカメラが近すぎる! 急いでテントに戻って、「中田さん、マヨネーズかけてもらっていいですか!」って、こんなことお願いしていいんでしょうかね‥‥。今日だけ許してください! それにしても、ピンクがお似合い!
本山選手が「オレ、野菜売ります!」と、自ら広野町役場のお手伝いを始めました。正直、福島の野菜は売れるかどうか心配でした。安全なものを検査して販売しても、それでも売れないのが実情です。ところが、飛ぶように売れたのです。本山選手のおかげで。びっくりするほどセールストークがお上手で、「これ絶対カレーに合う!」とか言われたらもう買うしかないでしょう! お嬢さんもお母さん方も、玉ちゃん焼きの列に並んでいる間、本山選手との会話を楽しんでいる様子でした。
野菜は売れても、お隣に並べた西の著書「サムライブルーの料理人」が全然売れない! 思わず商売上手な本山選手に「売れてないんで、売ってください!」と小声でお願いしたら、すごく上手に売ってくれました(笑)。だから、西の本だけど、本山さんのサインも並んで入ってたりします。あるときは、中田選手の、そしてお一人だけ小笠原選手のサイン入り本もありました。
小笠原選手は、大船渡チームでサンマやホタテを焼いている合間に、福島チームを気に掛けてくださって何度も来てくれました。その丁寧な気配り、さすがキャプテン!
鹿島のオープンスタジアムレポート(1)
鹿島のオープンスタジアムレポート(2)
鹿島のオープンスタジアムレポート(3)
鹿島のオープンスタジアム大盛況で終わりました!
鹿島のオープンスタジアムレポート(1)
鹿島スタジアムでのオープンスタジアム2013の記事が公開されています。当日の模様、ぜひご覧下さい!
- 鹿島アントラーズ オープンスタジアム2013 その1
- 鹿島アントラーズオ ープンスタジアム2013 その2
- 鹿島アントラーズ オープンスタジアム2013 その3
- EAST COAST グルメグランプリ 結果について
福島チームのメンバーは当日の深夜2時頃、それぞれの仕事を終えて鹿嶋市内のホテルに集合したのでした。福島からは西と、いつもJヴィレッジで大忙しのワタルくん。東京からもアントラーズ贔屓の女性スタッフ3名、合計5名。少ない人数ですが、がんばるしかありません!
イベント前日は、大分トリニータ戦でした。
試合に勝って、快くイベントを迎えられます。
ホテルの部屋ではベッドにダンボールや展示資料、ポスターをいっぱい広げてラストスパートです。最近のコンビニコピー機は多機能ですね。ポスターも作れちゃうんですね。一晩中、切ったり貼ったりしておりました。ここぞとばかりに、西に「ジーコのツーショット写真とかないんですか!」と無理に引っ張り出してきてもらいました。西の著書「サムライブルーの料理人」も、この日のために出版社からドーン!と仕入れちゃいました。売らねば!と、鼻息も荒く特製のポップを作成。
「玉ちゃん焼き」は西に任せるとして、スタッフができることといえば、こんなことくらいです。でもちょっと、気合いを入れすぎた気がしないでもない、と終わってみてから思うのであります。とにかく、たくさんの方に楽しんでいただけるように、できることを精一杯やって当日を迎えました。
「この写真は何年のどこで撮ったものですか!?」
「2004年の北京。いや、ベトナム、、だったかな?」と記憶が曖昧(笑)。
朝食後、既にホテルのロビーには青森チームがお揃いのTシャツを着て勢揃いしていました。気合いを感じます。福島チーム、既に遅れを取ってしまった! 急いで鹿島スタジアムへ搬入開始!
広野町役場のスタッフも既に到着。アルパインローズの鉄板付きの大型テーブルや、ユニフォームを着せるマネキンまで運んでくれています。数人のスタッフの方も、福島チームをサポートに来てくれました。
「お客さんが入るまであと何分?」「あと35分!」「あと何分?」「あと15分!」と開店前からこの余裕のなさ。一方、お隣の青森チームは早々に準備を終えて、余裕の空気を漂わせています。しかも、せんべい汁のテーマソングがガンガンに響いてくる! 円陣を組んで、威勢のいいかけ声が! 青森のチームワーク完璧。そこへ柴崎選手現る! 超強敵。ぐぬぬぬぬ‥‥、負けたくない! 思わず「負けませんよー!」と声を掛けると、余裕の微笑みで返されてしまいました。
アルパインローズから持ち込んだ巨大なタペストリーは、2004年ACLアジア杯に優勝したときのもの。ジーコジャパンがアジアを制した瞬間です。この北京での決勝戦に西も帯同していました。ジーコのサインが入ったこのタペストリーには、小笠原選手、本山選手、中田選手も映っています。これを鹿島に持ってこなくてどうする!と計画したまではよかったのですが、これがなかなか大変でした。元々はJヴィレッジに展示されていたもの。まずは、Jヴィレッジに持出の許可を取ります。アルパインローズに移動してからは、天井から吊っていたのでワイヤーから外し、木に打ち付けていたネジを取り外すという作業がかなり大がかりでした。
でも、このタペストリーにはたくさんの思いが詰まっています。どうしても鹿島に持っていきたかった。元々はJヴィレッジにあったこと、今はアルパインローズにあること、そして震災後、福島の厳しい状況の中で西とスタッフのみんなが日々がんばっていること、皆さんに伝えたかったのです。駆けつけてくださった小笠原選手が「これ持って来たんですか!」と驚きつつ、ロープで吊す作業を手伝ってくださいました。男手、助かります!
柵の向こう側には、既にお客さまが押し寄せています。そこへ本山選手、参上! 待ってましたー! 今日の福島チームを強力サポートしてくれるということで、なんとも心強い。Jヴィレッジに来て下さったときの写真に「玉ちゃん焼き、おいしいよ!」とサイン入りで書いてくださいました。皆さん、気づいてくれるかな。
壁のあちらこちらにポスターを貼っている間に、玉ちゃん焼きの準備は整っていきます。時間は刻々と迫ってきます。
さあ、グルメグランプリ、スタート!!
鹿島のオープンスタジアムレポート(1)
鹿島のオープンスタジアムレポート(2)
鹿島のオープンスタジアムレポート(3)
鹿島のオープンスタジアム大盛況で終わりました!
鹿島のオープンスタジアム大盛況で終わりました!
鹿島スタジアムでのオープンスタジアム、無事終えました。
多くの方が西特製「玉ちゃん焼き」を食べてくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
玉ちゃん焼き、予想外の人気ぶりで、列に並ぶのを断念された方も多かったと聞きました。
2時間待って、買ってくださった方もいらっしゃいました。
Jヴィレッジでの思い出を伝えてくれたお客さま。
復興を願う言葉に、胸が熱くなりました。
西の著書をお買い求めいただいた方、ありがとうございました。
広野の野菜を買ってくださった皆さん、ありがとうございました。
気に掛けてくださって何度もお店を見にきてくれた小笠原選手。
お手伝いいただいた本山選手、中田選手、宮内選手。
日々、連絡を取り合いながら今日を迎えたスタッフの皆さんにもお礼を申し上げます。
深夜2時頃、鹿島のホテルに集合した福島チームのメンバー。当日、ぶっつけ本番でしたが、息の合ったチームプレーで500食以上の玉ちゃん焼きを作りました。なんという達成感! 心地よい疲労感!
当日の模様は、また後日レポートいたします。
鹿島のオープンスタジアムレポート(1)
鹿島のオープンスタジアムレポート(2)
鹿島のオープンスタジアムレポート(3)
鹿島のオープンスタジアム大盛況で終わりました!
Jリーグサッカーキング10月号
8月24日(土)発売の『Jリーグサッカーキング』10月号は、鹿島アントラーズの特集です。
小笠原選手と西の対談が掲載されています!
「Jヴィレッジの現在~原発事故収束の最前線から作業員の中継地点へ」の記事もあります。
ぜひ併せてお読みください。
[出張! 月刊満男 in Jヴィレッジ]
小笠原満男の西シェフ訪問
[緊急リポート]
Jヴィレッジの現在~原発事故収束の最前線から作業員の中継地点へ
[amazon] Jリーグサッカーキング 2013年 10月号
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小笠原満男選手、再び!
Jヴィレッジに鹿島アントラーズの小笠原満男選手が来てくれました!
小笠原選手は仙台での試合後、オフを利用して大船渡の元赤崎小グラウンドで中学生のサッカー教室へ参加。その後、鹿島へ戻る前にまた西に会いに来てくれました。お疲れのところ、いつもありがとうございます! 西は車での移動中も「みつおちゃんがまた来てくれた〜。うれしいなあ!」と本当にうれしそうでした。
この日、小笠原選手と西は、某サッカー誌の取材を受けました。
発売時期などまた詳しくお知らせしますね。
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小笠原選手、本山選手、中田選手との再会
鹿島アントラーズのサイン入りユニフォーム、実は小笠原選手から西へ贈られたものでした! 日本代表やJヴィレッジでのキャンプの際に、西の作るごはんを食べて練習に励んでいた選手たち。
小笠原選手、本山選手、中田選手、スタッフの皆さん、広野町までお越しいただきありがとうございました!
またいつの日か、この場所で、サッカーできる日が来ますように。
東北人魂
鹿島アントラーズの小笠原選手、本山選手、中田選手のサイン入りユニフォームをいただきました。
小笠原選手が発起人を務める「東北人魂」は、東日本大震災以降、東北のサッカー復興のための活動を続けています。大船渡市の仮設グラウンドも4月に完成したそうです!
同じ東北人として、東北人魂の活動を心からうれしく思います。
アルパインローズも東北人魂を応援しています!
鹿島アントラーズ
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